百点な日日

ガラス張りの心の陰、鏡にうつる自分

【昨日の日記】夢と現

今日は朝からのバイトだったので早起きだった。夢をみて、早起きよりさらに2時間くらい早く目覚めた。新作の夢なのに結構覚えていたので急いでメモを取る。

Perfumeのライブのため、母とふたり車で鳥取か島根に行っていた。幹線道路を走っているとユニクロを発見、ポロシャツのセールが今日までだったことを思い出し、入店する。目的の白のポロシャツを4着手に持つが、謎の何か(ここは覚えていません)を買うためにプリンタ複合機型の自動レジを使う。ポロシャツは有人レジで支払わなければならないので、ポロシャツを母に託す。

自動レジで謎の何か3468円の支払いをするため、5000円を入れた。おつりも自動なのだが、おかしい。2万円以上余分に、というか、おそらく1532円と2万円が出てきた(2万円にびっくりして確認できなかった)。あたふたしていると、さらになぜか、大量の1000円札が出てきた。近くに店員さんがおらず、どうしたらいいんや…と思いながら、母に状況を相談する。”そんなん返さんでええわ、勝手に出てきたんやし返さんでもなんも悪くないやろ”と言われ、2万円は母の財布に、1000円札は自分の財布に入れた。

さて、ポロシャツを買うため有人レジに並ぶ。余分なおつりを盗もうとしていること、バレないか少しドキドキ。結構レジ並んでるなと考えながらさっきの自動レジを見ると、眼鏡をかけた男性店員が険しい顔をしている。えっ、もしかして気づいた…?と息を飲む。でも、よし、次の次だ、あともうすこし、これいけるわ。と思ったら、前を並んでいたおじさんが財布の中を確認されている。????????

すると、店内放送がかかる。”先ほど自動レジで2万円多くおつりが支払われたようです 心当たりのあるお客様は近くの店員までお申し付けください” っわーーーーー、さすがユニクロ…やばい…。母の方を向くと、”大丈夫よ、バレへんやろ、がんばって”と言われた。はい、娘、がんばります。

ついに自分たちの順番が来た、女性店員すこしこわそう。白のポロシャツ、同じものを4着渡す。滞りなく会計が始まる。”申し訳ありませんがお財布のなか確認させていただいてもよろしいでしょうか?” へっへーん、わたしのお財布にはバレてない1000円札しかないよーだ、と思いながら差し出す。怪しまれることもなく確認終了。めちゃくちゃでかいチョコボールみたいなお菓子が服に付いていて、場の空気が和む。しかも4枚も買おうとしてる白のポロシャツ着てるし、2枚重ねで着てる、なにこれ、でも成功だなと思った。すると、”お連れ様のお財布も確認させていただいてもよろしいですか?”と店員さん。おやおや?もしかしてバレてるのか?明らかに焦点当てられているぞ? 母はどっしりとした構えで、”もちろんいいですよ~”と言う。すごいなこの人は、全く動じてへんやん、これが人生経験の差なのか。

母の財布を確認すると、店員さんは5枚あった1万円札のシリアルコードを控えている。あ、これ、完全にばれているな。名前と連絡先を聞かれて頭が真っ白になる。声がでないわたしの代わりに、母がうその名前と本当の電話番号を伝える。母と目が合った、冷たい目をしている、時間が長く感じた。あとでバレたらほんまにやばいでと小声で伝えるも、なんとかして、と指示が来た。

さっきはびびって声が出なかったのに、びっくりするくらいすらすらと、堂々と話す。”すみません…ちょっと時間なくて…” 店員さんを焦らせて、お札のシリアルナンバーを写し間違えさせようと思った。急がせる、急げ、急げ、間違えろ。写し終わった。さて早く逃げよう、と思うも、まだ帰れん!なんで!

”電話番号以外のショートメールのアドレスを教えてください”と言われた。…………なにそれ?!!なにそれ? ショートメールだったら電話番号じゃだめなんですか?と聞くと、だめです、と一蹴。なんだろう、電話番号以外って、全くわからない、えーー。そうしていると、”モノレールのやつです”とヒントをくれた。……モノレールのやつ???余計にわからない!

”モノレールのやつって何ですか…すみません知らなくて…”と聞くが、なぜか急に言葉が通じなくなった。え?なんで?と思っていると隣の店員さんもやってきた、必死で声を出す、なんで、どうして聞こえないの。と思ったら、自分が急に声出なくなったっぽい、なんでやねん、なにこれ、夢かと気づいた。おかしくて笑おうとしたら目覚めた。

つらつらと長く書いたけど、不思議な夢だったな。

 

バイト終わり、夕方、母に誘われて映画『mother』を観に行った。いつも前知識を入れない母が珍しく観る前にいろいろ調べたみたい、内容をすこし教えてくれた。

あー、この映画の感想がうまく言えない、書けない、どんな言葉を使っても足りない感じ、自分の陳腐さが浮き彫りになるようで。自分が感じたことを表現する言葉をまだ知らないだけなのかもしれないな。

エンドロールのあいだ、手首にあった輪ゴムを触っていた。母はどんな気持ちでわたしをこの映画に誘ったんだろう。観終わったあと開口一番で“あんたもやけど、どうする?“と聞かれた。へらへらしながらまた、手首の輪ゴムを触った。

自分の好きなところ、兄が付けてくれたという名前が好き、いまと違う名前だったとしても兄が付けてくれたというだけで好きになるんだと思う。あとは数字が入っていて好きというところもある。それだけが、似ていないといつも言われる、祖父と母とわたしを繋ぐ糸のように感じる。知っている家族の中では自分たち3人だけが数字の付いた名前だね。

わたしは透明だ。透明で、家族が好きで。家族のことが好きだから、離れたくて苦しく思う。だめな人間、なのかな。